一般的に速攻をファーストブレーク、二次攻撃をセカンダリーブレークと呼びますが、ブルデビではまとめてアーリーオフェンスと呼び、まずは常にアーリーを狙います。
また、ミニバスでも24秒ルールが導入されたので、今後は更に強化していく予定です。
基本的には、主にポイントガードの1番(ミドル)がドリブルでボールを運び、2番(リード:ボールラインより前にサイドライン際のレーンを走る)又は3番(トレーラー:ボールラインより後から参加しエルボーとエルボーの間のレーンを走る)へのパス、もしくは自らがシュートする形をとっており、リターンや三線でパスする形は練習では行うものの実戦ではほとんど使えません。
ライン作りについては、各選手が1番(ミドル)・2番(リード)・3番(トレーラー)を瞬間的に選び、走るコースを決め、より早いスタートを切るのが重要ですが、時間をかけて反復練習する必要があり、ハーフ5対5スクリメージの中で常に意識して強化しています。
理想としては、相手リバウンダーをアウトして中に入らせないで、ポイントガードがルーズボールのようにキャッチしドリブルをしないまま、最も早くスタートを切った選手の前方スペースにリードパスを送る形です。
なお、リバウンドからアウトレットパスを出す場所については、サイドに出すのはスタートが遅れるためエルボー周辺の1番へパスをする形が多いですが、この1番の受け方とその後の対応(ドリブルで行くか、2番へパスするか)が非常に大切ですので、この部分の判断力を高める必要があります。
ファーストブレークとしてシュートを打てなかった場合、2番がコーナー・Tアップ・ダブルTアップ・クロス・クロススクリーン等でフリーになる、3番がトレーラーラインを全力で走るなどにより、相手ディフェンスがマッチアップを完了する前にシュートに持ち込んで、アウトされていない選手(特に3番)が飛び込みリバウンドに行くと効果的ですが、それでも良いシュートセレクションが得られなかった場合には、1番が状況判断をしてしっかりセットオフェンスに移行することが重要です。
一方、アーリーオフェンスに対するディフェンスは最も高いインテンシティ(力の入れ具合)を要するので、練習の中で大切さを教えて走り負けしないようにする必要があります。
具体的な指導項目は、リバプレ(リバウンドを取られた後の寄り)、セーフティ、リトリート、バックスティール、声とコミュニケーション、マッチアップと受け渡し等です。
Comments